抗TNFの抗体療法について
以前は、関節リウマチの治療というと、・・・関節破壊を防ぐことはできず、対症療法を行うしかないと考えられていました。ですから病歴が長くなるにつれて、体中の関節が変形して寝たきりになっても、それは不十分な医療によるものではなく、むしろ医療の限界と言えるものでありました。
最近の治療は、関節リウマチの病気を治癒させることはいまだできないものの、その病気の勢いを抑え込んで、関節を破壊させないようにする治療法は既に現実のものとなっています。
最近の知見では発症早期(5年以内)から抗サイトカイン療法によって、30〜50%の症例で臨床的寛解(DAS28<2.6)が得られる事が分かってきており、なかでもレミケードにおいては、臨床的寛解に突入後、一定条件を満たす事ができれば投与を中止しても臨床的寛解がその後も持続する事が確認されています。今まで考えられなかった夢のような薬が・・・現実のものになってきています。
リウマチ患者さんから、関節の痛みと腫れがいつもあって、肩掛けのバッグしか持てなったが、今は痛みがないので結構大きなハンドバッグを持って出掛けられるようになった。とか、足の指の関節が腫れて痛くて、靴に困っていたけど、今はお気に入りのパンプスも履ける。オシャレが出来るようになった!こんな当たり前の事が嬉しいと多くのリウマチを患っている患者さんから喜ばれています。